11月3日、大阪の天満研修センターで行われた「WordCamp Osaka 2012」にスタッフとして参加、また僭越ながら僕も「エンジニアの為の WordPress入門 〜WordPressはWebAppプラットフォームです〜」というタイトルで登壇をさせて頂く機会も頂きまして、とても有意義な一日となりました。この記事では当日の僕の周りの様子などを簡単にまとめさせて頂きました。
スタッフの僕
朝 8:00 集合。列車の遅延でギリギリ到着となった僕 (^_^;A。でも、なんとか滑り込みセーフ。既に大勢のスタッフの方で熱気ムンムン。程なくセンター内に移動してスタッフ説明会。僕の役割はサービスカウンターでのお客様からのご質問対応などです。スタッフTシャツを着て持ち場に移動。既にサービスカウンターなどのセットアップは完了していて、前日からご準備頂いていた実行委員やスタッフの皆さんに感謝です! そして開場。最初は少しずつでしたが、やがてドババっとお客様が入場されて来て凄いなー状態。しかし、受付の皆さんの尽力でスムーズに入場は進んだ模様です。さすが!
やがてサービスカウンターにも質問者の方が…。どのセッションを聞いたら良いのか、という内容から、現実に目の前に WordPress 案件が入って来てどのように対処したものか?という具体的な質問までありまして、頑張ってお答えいたしました。少しでもお役に立てたのであれば良いなーと思っています。
スピーカーの僕
11時頃までサービスカウンターをお手伝いして、一旦スタッフルームへ。11:50から自分の担当のセッションがあったので、その準備です。あと1枚出来ていないスライドがあります。色々手直ししたいところも有るのですが、とりあえずその未完成の1ページはなんとか完成させないと…。セッションでどうしても伝えたい一番大事な言葉を、その1枚に込めました。完成したスライドは我ながら結構なボリューム。40分の持ち時間でお話できるのかしら?
それからしらばらく待機。このような大きなイベントで登壇させて頂くのは初めてなので緊張です…。同じ時間帯に登壇される他のスピーカーの皆さんがいらっしゃいましたので、ちょっとだけご挨拶。でも緊張でお話もそこそこに。トイレに行ったり、座ったり、立ったりと落ち着きません。余計に緊張するので、セッションのリハなどは止めておきました。MacBook Air はパタリと閉じて、僕もちょっぴり目を閉じて。
やがて、前のセッションが終わったようです。観念してセッションの部屋へ移動。途中、行列が出来ている部屋。「すごいなー」と横見しつつ奥の部屋へ。ドア付近まで来て、違うな、と気付きます。そこは大部屋、僕小部屋…。あれ?と思ってフロアマップを見ると、どうやらさっき通り過ぎた行列の部屋が僕の担当みたいです。びっくり…。自分では、かなりニッチな層を対象にしたセッションだと思っていたので、シケシケではないかと心配していたぐらいだったので…。
すみませーん…と列の間を割って部屋に入ったら、部屋の中に友人のたきぐちさんが司会担当で居てくれてだいぶホッとしました。まぁ、もう喋るしかない。諦めも肝心。そう思って MacBook をセットアップしていると、少しずつ気持ちも落ち着いて来ました。まあ、なんとかなるでしょう!
お話したスライドは以下になります。
この資料では、WordPress のカスタマイズを、
エンジニア寄りの視点で、解説させていただきます。WordPressのカスタマイズはこれからだけど、PHPには精通されている方、一般的なWebアプリケーションフーレムワークでの開発の知識のある方などを主な対象として、当初つまずきやすいと思われる箇所や、私個人が疑問に思った箇所、気付くのに時間が掛かった箇所などを紹介させていただいています。
内容が盛りだくさんだったので、だいぶ急いで喋ったつもりですが、それでも時間オーバー。運営スタッフ各位にご迷惑をお掛けしたと思います。また、後半かなり駆け足となりましたので、聞きに来ていただいた来場者の皆さんにも大変申し訳なく思っています。この場をお借りしてお詫び申し上げます。もしよければ、スライド資料を改めてご一覧いただけたらと思います!
とは言え、思ったよりは上手く喋れたと思います。後の動画配信で鼻水を出す事は必須だとは思いますが、それでも、もっとグダグダになるかと思っていたので、ワリとマシでした。ここ最近 WordBench 神戸などでお話させていただいていたからかなーと思います。
自分のセッションを終えてからはしばらく放心状態。セッションの時間をオーバーしてしまったこともあり、聞いてくださった方の感想はほとんど聞けなかったのが残念。僕のセッションを聞いていただいた皆様、もし良かったら良いものも悪いものも、どこかで感想いただけたら嬉しいです。
来場者の僕
セッション後の僕は基本的にはお役御免ということだったので、1つだけ他のセッションに聴講させて頂きました。
「おすすめ開発ツール談義」
http://2012.osaka.wordcamp.org/timetable/302-5/
NetBeans も Dreamweaver も使った事があったので、この日聞きたかったのは「Coda」の話。僕も1年位前から Mac の人なので、Coda の噂はチラホラ気になっていました。ただ僕は Android の開発もあるのでとりあえず Aptana を利用中。なので、この機会に、Coda の良さを知りたかった次第ですが、この日はとてもラッキーでした。スペシャルゲストとして Coda 2 開発元のパニックの長谷川さんも登壇されて Coda の魅力が紹介されていました。短い時間でしたので、機能の全体を俯瞰することは出来ませんでしたが「CSS に強い」というのはハッキリと分かることができました。是非試用してみたい!と思ったのですが…むむむ、使用期間が7日間しかなくて、私のお小遣いで買うにはちょっと高く、しばらくは我慢しないとな…と思っています。試用期間がエディタが体に馴染むか分かるぐらい…たとえば3ヶ月ぐらいあれば嬉しいなぁ…とボソっとつぶやいておきます。 (;゚∀゚)
主題に戻って、NetBeans も Dreamweaver も Coda も Eclipse も、そして Emacs も vim も、エディタはどれも得意分野が異なっていて、それぞれの分野で優秀で、面白いですね。どれも優劣では無いように思います。そんな中、Coda はこれまで想像していた通り、新しく僕の優れたパートナーの一つになってくれる予感がしました。なので、なんとか早い時期に使ってみたいなーと思います。
他のセッションも拝見したいものは沢山あったのですが、今回聴講者として参加できたのはこのセッションだけとなりました。残念ですが、おそらく、後日 WordCamp Osaka 2012 の公式サイトになどに動画やスライドなどが掲載されるかと思っていますので、そちらで聴講させて頂くつもりです。
さいごに
数ヶ月前。実行委員のたきぐちさんから WordCamp Osaka 2012 での登壇を依頼された時は嬉しい反面、僕につとまるものか心配していました。実際、資料の準備はだいぶ前から始めましたが、なかなかまとまらずに困り果て、そして結局当日のギリギリに何とか仕上げることが出来たという体たらくでしたが、それでもお引き受けして良かったです。僕にとってはとても新しい経験になりました。
WordPress と出会ったのは1年ぐらい前。それ以前の僕とは視界がだいぶ違っていることに、自分自身で気付いています。開発者としてもそうですし、デザイナーとしても、プランナーとしても、そしてもちろん僕という人間にとっても。それは WordPress という製品だけでなく、それを取り巻くコミュニティの存在があったからこそです。ずっと机に向かいがちだった僕ですが、最近は少し窓の外を気にして、ドアを開けて、表を歩くことに興味を抱けるようになりました。今日よりも明日、もうちょっと遠くまで出掛けてみたいなー、と今はそう思っています。
そんな僕にとって、今回の WordCamp Osaka 2012 は、ちょうど良い冒険でした。臆病な僕なのですが、これからはより、いつも同じ道を歩くのではなくて、少しでも別の道を、顔を上げて、そして出来るだけにこやかに歩いていきたいなーと思っています。
…ということで、一緒に歩いてくれる人、募集中ですw(可愛い方 優遇ですw)