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iOS アプリの Ad Hoc IPA を作成してデバイスにインストールする手順


本稿は、2014年12月4日現在の、iOS アプリの Ad Hoc な IPA を作成してデイバスにインストールするまでの手順のまとめです。

本稿はとても基本的な手順の解説です。知っている人にとっては当たり前のことだと思うのですが、今回1年ぶりぐらいに iOS アプリを手がけることもあって、その基本的な手順を忘れてしまい(アーカイブが必要なことも忘れていました)、大変困りました。ネットで検索するものの、最近 Xcode 6 がリリースされたばかりだからか差分の情報ばかり見つかって基本的な手順がありません。見つけても Xcode 4 の頃とかの古い情報ばかりでしたので、まとめました。

本稿は未来の自分に向けてのメモ程度のものです。本稿を今後参考にされる場合には、適宜キーワードを検索したりして、時々の最新情報を合わせてご一覧ください。

事前準備

  1. プロビジョニングプロファイルを作成しておく(ダウンロードは不要)
    => iOS プロビジョニングプロファイルの作成
  2. iTunes Connect でアプリも作成しておく

IPA ファイルの書き出し

  1. 証明書やプロファイルの更新と確認
    1. Xcode で、メニューの [Xcode] > [Preferences..] > [Accounts] において、該当の Apple ID やチームを選択して、[View Details..] ボタンで、そのチームの証明書・プロファイルの一覧を開く
    2. 画面内に更新ボタンの小さなアイコンがあるので更新して最新にして、目的の証明書やプロファイルを確認して閉じる。
  2. プロジェクトに証明書やプロファイルを設定する
    • Xcode で該当のプロジェクトを選択し、[Build Settings] の「Code Signing」セクションにおいて、「Code Signing Identity」に適切な証明書を、「Provisioning Profiles」に適切なプロファイルをそれぞれ選択して適用する。
    • 選択肢が出ずに、手入力になる場合:Xcode の [Editor] メニューでの表示設定が間違っているかもしれない。[Editor] メニューの中に [Show Values] というメニューが出ていたら、一度選択してみる。
  3. Xcode で、メニューの [Product] > [Archive] でプロジェクトをアーカイブする
  4. オーガナイザを開いて、作られたアーカイブを選択し、内容を確認する
    •  [Validate…] ボタンや [Submit…] ボタンが無効になっている場合: Archive Type が「iOS App Archive」でなく、「Xcode Generic Archive」になっていたら、プロジェクトで利用したライブラリの構成に問題があるかも知れない。適宜検索して対処。
  5. 問題無ければ、[Export…] ボタンから、AdHoc の場合は [Save for Ad Hoc Deployment] を選択し、その後の画面やオプションは適宜選択して、最後に ipa ファイルとして保存

iPhone へのインストール(iTunesによる同期)

  1. ipa をインストールしたい iPhone を同期しても良いコンピュータを準備(通常、普段使いのコンピュータ)
  2. iPhone をコンピュータに接続
  3. コンピュータの iTunes を起動
  4. ipa ファイルをダブルクリック(→iTunes に登録される)
    • ネットで授受した ipa で Mac でセキュリティ警告が出た場合には、Mac の「システム環境設定」の「セキュリティとプライバシー」から、警告の出た ipa を開く
  5. iTunes で iPhone のアプリ一覧を開く
  6. 当該のアプリが表示されているはずですので、[インストール] ボタンをクリックする等し、インストールされるようにする
  7. iTunes と iPhone を同期させる

 

以上です。

今回調べてなんとかなった手順ですが、「基本的な手順」として不適切な記述がありましたら、ご指摘いただけたらと思います。