WordPress の検証には PHP Fog さんのサービスを利用させて頂いています。簡単に扱えて、WordPress セットアップもボタンを押すだけの2ステップ程度。かつ「無料」です。ボタン一つでサイトを破棄して、そしてまた簡単に新しくサイトを作ることも出来ます。検証用にはうってつけです。
その PHP Fog でセットアップした WordPress ですが、困った事に英語環境になっています。しばらくは気にせず使っていましたが、勉強会などのスライドに載せるスクリーンキャプチャが英語版の画面なのは、なんと無く切ない…。そこで、日本語化をやってみました。
手順は、Gitを使っている方だったら、非常に簡単で、以下の通りです。環境は WordPress 3.4.1です。
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1. PHP Fog の App Console から、Git で clone する URL を拾ってくる。↓写真の赤枠のところです。
2. ローカルのファイルを置きたい場所に移動して、git clone でローカルにリポジトリを作ります。
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$ git clone {YourUrl} |
3. ローカルリポジトリのディレクトリがアプリケーション名で作成されるので、その中に移動します。移動した先がそのままアプリケーションのルートディレクトリで、また WordPress のファイルも配置されています。
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$ cd {YourAppName} |
4. wp-config.php を開いて、WPLANG の定数定義を ja に変更します。
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$ vim wp-config.php |
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define('WPLANG', ''); //変更前 ↓ define('WPLANG', 'ja'); //変更後 |
5. 次に、日本語のリソースファイルをダウンロードします。wp-content の中に languages フォルダを作成して、その中へ移動します。
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$ cd wp-content $ mkdir languages $ cd languages |
6. WordPress の日本語リソースファイルを、WordPress の ja リポジトリから落としてきます。ちなみに、私が確認したときは、3.4.x 用のリソースが見当たらなかったので、とりあえず 3.3 用を使いました。
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$ curl -O http://svn.automattic.com/wordpress-i18n/ja/branches/3.2/messages/ja.mo $ curl -O http://svn.automattic.com/wordpress-i18n/ja/branches/3.3/messages/ms-ja.mo $ curl -O http://svn.automattic.com/wordpress-i18n/ja/branches/3.2/messages/continents-cities-ja.mo |
7. アプリケーションのルートディレクトリに上って、ファイルの追加と変更を Git にコミットし、最後に push します。
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$ cd ../../ $ git add . $ git commit -m "ja version" $ git push |
以上のような流れです。ネット上で「上手く出来ない」的な記事も見られますが、とりあえず私は問題無かったですね。いくつかの参照URLでは、落としてくる日本語リソースのファイルが違ってたりしているので、そのせいかも知れません。私はとりあえず、あったものをみんなダウンロードして入れました。