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IE6外しを上手く説明するトーク


第2回「HTML5など勉強会」 に行ってきました。

その中で、「IE6問題」を強く投げかける発表がありました。「IE6」がいつまでも Web 制作会社を苦しめ続けるのは、「そもそも Web 制作会社が IE6 をサポートし続けていることが一番の原因」と言う提言があって、僕的にはまったくその通りだなぁーと思ったりしたわけです。…とはいえ、実際のところお仕事の中には競争があります。お仕事を失うリスクを考えたりして、なかなか IE6 外しをお願いできない状況があることも事実みたいです。

そこで、僕なりのお客様とのコミュニケーション例を少しですがまとめてみました。少しバイアス掛けているトークもありますが、嘘は無いと思っています。どなたかの参考になればー嬉しいです!

IE6は既に10年も前のブラウザです。国内で7%ぐらいのシェアを残していますが、主にシステム移行が難しい企業内ユースですので、コンシューマでのシェアは無視できる程度だと考えています。

IE6は最近のモダンなブラウザと比べてセキュリティに劣る部分もあります。 Webアプリケーション全体のセキュリティを重視するのであれば、IE6を対象外とするのも、ひとつのアプローチです。(ちょっと無理あるかな?)

最近では、IE6を対象外とするメジャーなサイトも増えて来ましたね。実際、弊社がデサインで参加させて頂いている月間数千万ページビューの或るサイトでは、IE6を対象外とするよう、先方の担当者さまより依頼がありました。その理由として、十分にシェアが下がったという認知はもとより、無駄なマークアップやハック、JSの採用を減らせることで、結果、サイトの構造がシンプルになりSEO性能を高めやすく、またサイトの保守性が向上するため、将来に渡る保守コストの低減が期待できるからでした。

IE6の対応は正直なところコストが掛かります。…古いブラウザですし、コンシューマシェアも殆どありません。これにコストを掛けて対応するよりも、IE6非対応であることを利用者に明示する方法もあります。たとえばこういったアプローチも紹介されています。 http://moongift.jp/2011/01/20110114-2/

ie6alert-js の採用は、最新の Flash バージョンを採用してアプリケーションを開発するよりも、利用者に与えるインパクトは少ないのではないでしょうか? ie6alert-js は、IE6のユーザーに対して、なるべく違和感のない方法で、ブラウザアプリケーションのアップグレードを提案します。

同じ見積もり額で、IE6にも対応する業者様があるとのことですが、よく考えてみてください。IE6対応コストが無くなる訳でありません。サイトの本質的なクオリティを高めるために本来適用されるべきコストを、その業者はIE6対応に割くわけです。

明かな嘘があればご指摘くださいまし。
また、他にも良いのあれば教えてくださいまし♪

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